牧 ゆかり  Yukari Maki

《 ガサガサ ポトリ 》

2019.3.11(月)-3.16(土)



2008年の個展
2006年の個展

 

《3月の雪1-再会》 acrylic on canvas  1167×910mm


作家コメント:

ボッティチェリが、絵の具をつけた海綿を画面になげつけても、人はそこによき風景を観る、と言い、
ダヴィンチはその言い分を批判した。このやりとりは、私に多くの事を教えてくれる。

子供の頃、板の木目が顔に見えたり、雲の形が動物に見えたり、
これらの想像や空想が純粋体験となって
私の絵画制作と結びついている。
絵の具がどのような状態で画面に固着しているのか。
絵の具がみせる輝きは、
偶発性をはらんだたらし込みや墨流し、にじみによって描き手から離れて解放される。

解放された絵の具の表情は様々なイメージを引き出すのに都合が良く、そこに深遠な意味を見出せるものだ。
この世に生まれた私は最初に何を見たのだろうか?絵の具の落ちた点が二つ、目に見える。
顔が現れる。
こうやって迎えられた記憶だろうか?気配だろうか?

人は見たいように世の中を観ている、あるいは作っている。私は、画面上での現象を考察する事で
ボッティチェリが言うように、よき風景を観ているのでしょう。


プロフィール:


1976年 愛知県生まれ
2004年 東京藝術大学大学院美術研究科修了

<個展>
2005年 スルガ台画廊 (東京)/ギャラリーGAN (東京)/画廊 編 (大阪)
2006年 ギャラリー58 (東京)
2007年 ギャラリーIDF (愛知)
2008年 ギャラリー58 (東京)
2012年 中京大学アートギャラリ— C・スクエア(愛知)
2013年 ギャラリ—M(愛知)
2014年 ギャラリ—M(愛知)

<グループ展>

2003年 ギャラリーくさ笛 (愛知)/東京芸術大学 学生会館 (東京)
2004年 ギャラリーくさ笛 (愛知)/gallery J2 (東京)
2005年 アートウェーブギャラリーみずほ (愛知)
2006年 ギャラリーIDF (愛知)
2010年 新世代への視点2010・画廊からの発信’10小品展 ギャラリーなつか(東京)ギャラリー58から出品
2012年 河野里沙/ 牧ゆかり展 Utopia of color ギャラリ—M (愛知)

<受賞歴>

2001年 トウキョウワンダーウォール 入選
2004年 ファッションドローイングビエンナーレ 入選
2005年 弟20回ホルベイン・スカラシップ奨学生
2016年 シェル美術賞 入選