野口 崇弥   Takahiro Noguchi

2013.4.15(mon)-4.20(sat)


《手による肖像》  キャンバス、油彩  652×530mm



作家コメント:

私は身体の中の手という部位に、大きな魅力と、重要性を感じています。
それらを表現することで、作品の鑑賞者に、自らの身体性を認識するきっかけを得てほしいと思っています。

私たちは普段、「行動」の中から目的意識を取り出しており、
実際に行われる身体的運動を意識することは少ないでしょう。
何故なら、それが脳による思考の流れであり、その中では、
身体性とは脳によって統御されるものだからです。

しかし、脳も身体の一部です。
自分自身の身体性を認識することで、真に自分自身と向き合うことが可能になると私は考え、
そのために手を描いているのです。



プロフィール:
1987年 東京都生まれ
2012年 和光大学表現学部芸術学科卒業