三浦 健 Takeru Miura

   2012.6.4(mon)-6.9(sat)


   展覧会タイトル
   「幸福画報」‐集合表象としての尊厳ある豊かさを目指して‐


    2011年の個展
    2010年12月の個展
    2010年 3月の個展

「幸福画報」‐集合表象としての尊厳ある豊かさを目指して‐ バーベキューに招待されて
キャンバス、油彩、箔  1300×1620mm




作家コメント:

個人と他者、個人の特殊性と社会性、個人の主体性と文化などの
社会意識との重層した複雑な関係を考えながら作品を作っています。

例えば、幸福は個人固有の固体的な意識であると共に社会意識です。
社会意識は、個人固体に外在的で、個人個体が偶然所属した社会の持つ
歴史的、社会的刻印を受けたあらゆる
社会的関係性の中で成り立つ権力構造として、
それを構成する主体としての個人固体にあらゆる作用をしています。

それは拘束力を持ち、個人個体を不自由にします。
現在、財や富といった背景も無視できません。
だからこそ個人固体は、個人固体の自由という物語りを追求しながら、
積極的に社会に参加し、尊厳ある自己と社会意識を作る、たゆまぬ努力をしなくてはなりません。




プロフィール:

1983年 神奈川県生まれ
2004年 國學院大学文学部史学科中途退学
2008年 和光大学表現学部芸術学科卒業

<個展>
2008年 「幸福画報 - 小市民主義的思考パラダイムへの称賛と批判の全てをこめて」 フタバ画廊(東京)
2010年3月 「幸福画報 - 富と豊かさの理性的認識を目指して」 ギャラリー58(東京)
2010年12月 「幸福画報 - 幸福の知性的主体性」 ギャラリー58(東京)

2011年 「幸福画報 - 意味としての豊かさ 」(新世代への視点2011) ギャラリー58(東京)