武井 文   Aya Takei

   2009.3.9(Mon)-3.14(Sat)



  2008年の個展
 



「リゾームとしての軌跡」
布・針金・樹脂   インスタレーション


【作家コメント】
今回発表するインスタレーションは、
根っこのような、触手のような形状の立体で構成されている。
これは地図から道の部分を抜き出し展開させた形で
自分の歩いた道、自分のテリトリーが記号化されたものだ。
自分の足で歩いた道に目を向けたのは、
歩いている時に得る様々な刺激が私の創造の重要な源の一つだといえるからだ。
見慣れた道の安心感。知らない道での不安や発見。
あの時の夕方の匂い。夜の静けさの中の花の色。
これらの種は私の体内で成長し、体中に血管のように根を張りめぐらす。
いつしかそれは、私の体を突き破ってそろりそろりと広がっていくのではないだろうか。


【プロフィール】

1985年 福井県生まれ
2007年 福井大学教育地域科学部 美術教育サブコース 卒業
現  在 福井大学大学院教科教育専攻 美術教育専修 在学中

2007年 武井文展「放置○○○中」(福井 ギャラリーみちくさ)
      アンチリアル(下北沢 小劇場『楽園』)
2008年 個展 ギャラリー58(東京)
      第34回福井県デザインコンクール《福井・坂井ケーブルテレビ賞 》受賞









福井新聞 2009年3月18日(水)




「fu」 2009年1月号(福井新聞社発行)