大木 千波 Chinami Oki 2008.3.10(Mon)-3.15(Sat) 1980年 熊本県生まれ 2003年 大分大学卒業 2006年 熊本大学大学院修了 現 在 共同アトリエ3号倉庫(福岡)でレジデンス中 <個展> 2005年 「くるくるまわる」 不知火美術館 (熊本) 「面」 ギャラリーADO(熊本) 2006年 「面」 art space漠 (福岡) 「幸せの瞬間」 共同アトリエ3号倉庫 (福岡) 2007年 「赤いやねの家」 gallery sow (大分) 「富士山と美少女」 共同アトリエ3号倉庫 (福岡) <グループ展ほか> 1997年 ビジュアル表現コンクール映像部門入選 2000年 「20展」 大分市アートプラザ (大分) 2001年 大分市美術展 大賞 2003年 「寺江圭一朗・大木千波A人展」 大分市イリスコミュニケーションプラザ 2004年 西日本美術展 優秀賞 2005年 「For Rent!For Talent!」 三菱地所アルティアム (福岡) 「四次元展」 熊本県立美術館分館 (熊本) 西日本美術展 奨励賞 2006年 「大木千波・山本清二人展/キマイラ」 三点鐘 (熊本) 「BOOTH EXHIBITION 2006」 共同アトリエ3号倉庫 (福岡) 「ジョシ美展」 art space tetra (福岡) BEPPU PROJECT関連企画 「ストリートプロジェクト」竹瓦温泉横丁 (大分) 2007年 「パーティ〜6年間と7年目の3号倉庫」 共同アトリエ3号倉庫 (福岡) 「BOOTH EXHIBITION 2006」 共同アトリエ3号倉庫 (福岡) 他 大木千波ホームページ |
【作家コメント】
私は、ずっと幸せの瞬間を探している。
幸せの瞬間を留めたくて作品をつくっている
幸せは瞬間として存在し、そこに留まってはくれない。
だから私は、作品をつくり続ける。
幼い頃、母親が夕飯の用意をする横で、おいしい匂いを嗅ぎながら、
かわいい女の子や自分の理想のお姫さまの落書きをよくしていた。
私が描くかわいい女の子やお姫さまはいつも17歳位の設定で、
その歳になった自分を理想化して描いていた。
これが私の幼い頃の幸せの記憶だ。
いつのまにか17歳をとうに越え、この歳になり、社会の中で働き始めた。
自分は何を理想とし、生きるか。そんな、疑問を抱いている時、私は富士山を見た。
長い年月をかけ多くの偉人に描き続けられてきた富士山。
広がる雲海の上にてっぺんだけがのぞき、広いすそのが限りなく広がっていた。
それから富士山を描き続け、富士山を描いていくうちに幼い時に描いていた女の子を
富士山に描き加えるようになった。富士山は気高く、完全な美しさを持って存在している。
女の子は富士山に憧れ、自分も富士山のように気高く美しくなりたいと願う。
「私、富士山みたいになるわ」 2400×1300mm 綿布・油彩・ミクストメディア
「霊峰富士」 2400×1300mm 綿布・油彩・ミクストメディア
「富士山みたいな男んなったら、結婚してもええよ」 2400×1300mm 綿布・油彩・ミクストメディア