池田 龍雄  Tatsuo Ikeda
2007.7.2(Mon)−7.14(Sat)

【プロフィール】
1928年佐賀県生まれ。1948年多摩造形芸術専門学校(現多摩美術大学)入学。
まもなく岡本太郎、花田清輝、安部公房らのアヴァンギャルド芸術運動に参加。
以来、文学や映画など、多くのジャンルと深く交わりながら、
一貫して美術の前衛として今日まで活動し続ける。

1954年 養清堂画廊にて初個展。
以後国内外での個展・グループ展多数。
近年の主な展覧会に、
1982年「瀧口修造と戦後美術」富山県立近代美術館(富山)
1985年「池田龍雄の世界展」池田20世紀美術館(静岡)
     「再構成・日本の前衛1945-65」オックスフォード近代美術館(イギリス)
1986年「前衛美術の日本1910-1970」ポンピドーセンター(パリ)
1988年「走図展」INAXギャラリー(東京)
1992年「日本の現代美術1945-1985」東京都美術館(東京)
1995年「戦後文化の軌跡1945-1995」目黒区美術館(東京)
1997年「ねりまの美術 97 池田龍雄・中村宏」練馬区立美術館(東京)
1998年「瀧口修造とその周辺」国立国際美術館(大阪)
2000年「万歳七唱 岡本太郎の鬼子たち」川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
2001年 第21回 オマージュ瀧口修造展 「漂着」佐谷画廊(東京)
2005年「瀧口修造 夢の漂流物」世田谷美術館(東京)
2009年「場の位相」ギャラリーM(愛知)
1987・88・91・93・96・97・99・01・04・06年 ギャルリー東京ユマニテ(東京)
1991・96・98・99・00・04・07年 ギャラリーとわーる(福岡)
2005・06・年 ギャラリー58(東京) 他

<パブリックコレクション>
東京国立近代美術館・東京都現代美術館・世田谷美術館・練馬区立美術館・山梨県立美術館・
富山県立近代美術館・佐賀県立美術館・国立国際美術館・広島市現代美術館・熊本市現代美術館・
栃木県立美術館・名古屋市美術館・福岡市美術館ほか多数

著書に『視覚の外縁-池田龍雄文集拾遺-』(沖積舎)、 『芸術アヴァンギャルドの背中』(沖積舎)、
『絵画の距離』(創樹社)、『夢・幻・記』(現代企画室)、『蜻蛉の夢』(海鳥社)など。



profile

パノラマ展示風景

●2006年の個展
●2005年の個展二人展

「遊空間」(ゆうくうかん)

【作家コメント】
遊びをせんとや生まれけむ。と、『梁塵秘抄』にありますが、遊びは人の本性です。
そもそも芸術は、広い意味での「遊び」と言えます。
言うなれば、身命を賭した大真面目な遊び。

でも、そのほかに、気楽な遊びもあるわけで、願わくば気軽・気楽な遊びがいい。
ここには、そのような軽い気持ちで気ままに生み出したものたちを、
細やかなものまでひろい上げて並べます。


「白樺の秘密 - フリーダ・カーロの唇」 
ミクストメディア 152×228×4520mm




パンドラの匣 ミクストメディア 160×155×100mm













「龍門-玉を守る-」 ミクストメディア 130×138×200mm
土台:瀧口修造氏宅のオリーブの樹と、杉浦明平氏84歳誕生日宴席の牡蠣


<会期中のトークショー>

いずれも参加費無料・予約不要・先着順

●第1回目
日 時:2007年7月6日(金) 19:00-20:30
テーマ:「松澤宥と概念としての芸術」
聞き手: 光田由里(渋谷区立松涛美術館学芸員)

●第2回目
日 時:2007年7月13日(金) 19:00-20:30
テーマ:「私にとって絵とは何か」

7月6日 光田由里氏・池田龍雄氏
7月13日